【ボーカロイドの歴史】名曲を振り返りつつ、これまでの歴史を紐解く
本記事では、ボーカロイドの歴史を、解説していきます。
ボーカロイドの歴史【目次】
- 【2004年~】MEIKO、KAITO、初音ミクの登場→メルトショック
- 【2011年~】今では定番のボカロ曲が生まれる【カゲプロの登場】
- 【2016年~】1000万再生超えのボカロ曲【シャルルの登場】
- 【2017年~】ボカロが広く広まり生活に馴染む→プロセカ配信
こんにちは、ヤヨコウです。
ボカロが好きなので、オリジナルのボーカロイド年表的なものを書いてみました。
本記事を読めば、ボカロの歴史を追体験出来るように書いたので、ボカロ初心者の方でも楽しめるはず。
それでは、ボカロの歴史を振り返っていきましょう。
【2004年~】MEIKO→KAITO→初音ミクの登場→メルトショック
ボカロは、2000年代になってから、登場しました。
MEIKO、KAITOの登場【ボカロキャラクターの初登場】
ボカロといえば、「初音ミク」というイメージですが、ボーカロイドとして、初めて登場したキャラクターは初音ミクではありません。
2004年に、初めてMEIKO(メイコ)というボーカロイドが登場しました。初音ミクが登場が2007年なので、初音ミクより前に、3年まえから活動していまね。
2006年に、初の男性ボーカロイドKAITO(カイト)が登場します。
日本で一番最初にアップロードされたボカロ曲
詳しくは、上記の動画の概要欄を見てほしいのですが、概要欄をすこし引用しますね。
MEIKO発売日より数週間前に予約注文して、当日だったか翌日の朝だったか忘れたけど商品が到着して(あれ)もう届いてるの!!?・・・ってリアクションをした記憶がある・・)、んで、当日の夜に音源を作ってすぐにネットにアップロードした作品。(ちなみにこの曲をはじめとして、初日だけで5曲くらい作った記憶です。)
でも実際、メーカーの製造に携わった人たちを除けば、インターネットで日本で初めてアップロードされたボーカロイドの曲はほぼこの音源で間違いないと思われます。
日の目を浴びない感じで、ひっそりと、こっそりとご紹介です。w
MEIKOが発売された、直後にアップされた曲なのだそうです。
日本で一番最初のボカロ曲って聞くと、不思議な感じですね。
初音ミクの登場→メルトショック【ニコニコ動画でランキング上位】
2007年に初音ミクが登場して、メルトショックが起きます。
メルトショックとは
「ゆゆうた」さんのメルト解説が分かりやすかったので、上記をみてもらうと、メルトショックが起きた当時、どんな感じだったのか、想像できるかと。
当時(2007年のとき)僕は、4歳だったので、メルトショックを、リアルタイムで見ていたわけではないです。ネットの情報で、初めて知りました。
というくらい、ボカロに影響を与えた曲らしいです。
ちなみに、メルトの音源(mp3やwave)は、ニコニコ動画(本家)から無料で、ダウンロードできますよ。
» 初音ミク が オリジナル曲を歌ってくれたよ「メルト」
FREELY TOMORROWが100万再生を最速突破
過去に、ボカロで100万再生を最速突破した伝説の曲があります。そう「FREELY TOMORROW」です。
この曲が発表された20011年当時、人間のように歌う初音ミクは、かなり珍しかったそうです。
この曲を生みの親、「Mitchie M」さんは、ブログで下記のようにコメントしています。
当時はソフトウェアが歌い、それを人間っぽく調声する事が珍しかったです。けど2017年の現在では、スマホでSiriが綺麗に喋る時代なので、仮に今この曲を投稿したとしても何の驚きもないでしょう。
そういう意味では当時の状況があってこそなのですが、自分としては引き続き『FREELY TOMORROW』のように、「何か新しい要素」を提案できるような曲を作って行ければ、と思ってます。
やっぱり初音ミクは「未来」を感じてなんぼの存在ですからね。
引用:» 『FREELY TOMORROW』がニコニコ動画で500万再生達成!
上記は、「FREELY TOMORROW」の生みの親(ボカロP)の「Mitchie M」さんのブログからの引用です。
鏡音リン・鏡音レンの登場【初音ミクファミリー】
2015年に、鏡音リン・レンが登場します。ちなみに、レン・リンの声優さんは、声優「下田麻美」が一人二役で演じられています。
たぶんですが、この辺りから、初音ミクファミリー的な感じになってきたんじゃないかな、って考察してます。
ボカロの二次創作って感じですね。僕のイメージの初音ミクファミリーは、下記のような感じ。
王様に命令されてキスするリンレンの話 pic.twitter.com/1TIbgLqsS0
— 香咲さくら (@KasakiSakura) December 8, 2020
初音ミク、レン、リンの絡みが最高です。
ボカロキャラクターのイメージ
- MEIKO→お姉さん
- KAITO→パシリのお兄さん
- 巡音ルカ→るか姉
- 初音ミク→みんなをまとめるリーダー
- 鏡音リン→レンのお姉ちゃん
- 鏡音レン→リンの押しに弱い弟
- 結月ゆかり→メンヘラお姉さん?
- 紲星あかり→おてんば娘、元気
上記のような感じですね。製作者によって、設定が違ったりするので、僕のイメージと違うかもですが、大体こんな感じかと。
上記の動画の雰囲気がエモくて好きです。
» GYARI(ココアシガレットP)のYouTubeはこちら
【2011年~】今では定番のボカロ曲が生まれる【カゲプロの登場】
少し雑学的な感じになってきたので、ここからは、ボカロの名曲を振り返っていきます。
2011~2014年のボカロ曲
- 2011 千本桜
- 2011 カゲロウデイズプロジェクトが始まる
- 2012 セツナトリップ
- 2013 六兆年と一夜物語
- 2014 ルカルカナイトフィーバー
- 2014 恋愛裁判etc...
上記のボカロ曲は、YouTubeで1000万回以上再生されているので、かなり知名度は、高いです。
すべて、紹介すると、文字数が多くなってしまうので、3曲だけ紹介します。
2011 千本桜
「初音ミクといったら、千本桜」というくらい知名度の高い曲ですね。
和楽器バンドがカバーした影響もあり、ボカロを知らない層でも、知っている、という人が多い曲といった感じです。
僕のボカロ、エピソードを紹介
僕の記憶だと、千本桜が、初めて触れたボカロです。小学生の時に、クラスの出し物で、千本桜の曲に合わせて、踊りました。
出し物を決めるときに、
的な話し合いをしたのを覚えています。
僕が通っていた、小学校では、ボカロは、かなり馴染みのある存在でしたね。
学級新聞の、好きな曲ランキングに、「くるみ☆ぽんちお」とか、普通にランキング上位に入ってましたし。(笑)
たしか、僕が小学生4~6年のときです。
2011 カゲロウデイズプロジェクトが始まる
ボカロ曲から、小説、マンガ、アニメ化など、様々なメディアに展開されている作品です。
カゲプロは、一人一人のキャラクターに、曲があるので、考察がはかどります。
カゲプロの新作について
下記は、ボカロPの「じん」さんによるツイートです。
【ご報告】「カゲロウデイズ『No.9』」(仮)。
3年後の世界を舞台にした新作です。
漫画・アニメ・音楽で表現させていただこうかと。
夏にイベントも。小説は新章も書いてるよ。
引き続き情報出していくんで、よろしくです。 pic.twitter.com/aT7tLs1eTI— じん (@jin_jin_suruyo) June 9, 2019
カゲロウデイズのアニメ化企画は、2020年現在も進行中とのこと。プロジェクト開始から、10年以上経っても根強い人気を誇っています。
2018年に公開された、新曲の「アディショナルメモリー」は、2020年現在987万回再生されています。
「じん」とカゲプロの話
「じん」さんのボカロに対する考え方が、下記のインタビュー記事で詳しく、話されています。読んでいて、かなり面白い記事でした。カゲプロ好きなら読んでみると面白いかなと。
» じん「メカクシティリロード」インタビュー|5年半の時を経て「カゲプロ」を再装填させた理由 - 音楽ナタリー 特集・インタビュー
2013 六兆年と一夜物語
2020/12/08現在、YouTubeで、3102万回再生されているボカロ曲です。桁数がすごいです...。
僕のイメージだと、音ゲーの最難関楽曲といった感じです。
また、「六兆年と一夜物語」は、小説化もされているので、曲の物語をもっと知りたいという方は、読んでみるといいかもです。
【2016年~】1000万再生超えのボカロ曲【シャルルの登場】
過去の名曲を紹介したので、次は、最近のボカロ曲を紹介していきます。
2016~2019年のボカロ曲
- 2016 DAYBREAK FRONTLINE
- 2017 シャルル
- 2017 命に嫌われている
- 2018 ロキ
- 2018 だれかの心臓になれたなら
- 2019 ラストリゾート
最近だと、上記のボカロ曲が波に乗っているという感じです。
ボカロ曲をカラオケで歌うという人も増えてきた影響なのか、ボカロ曲で再生数が1000万回を超える曲もちらほらと、出始めてきました。
数年前だとボカロをそもそも、知らないという人も多かったと思うので、時代の流れを感じますね。
2017 シャルル
最近だと、カラオケの定番曲ですね。
カラオケに行くと、ほぼ確実に、ランキングの上位にあるので、「シャルル人気だなぁ」って思いながら、僕もシャルルを歌っています。
特別好きな曲ってわけでは、ないのですが、なぜか歌ってしまう、不思議な曲です。
2019 ラストリゾート
「夜に駆ける」を作曲した、「Ayase」さんの曲です。
ラストリゾートは、「夜に駆ける」をAyaseさんが作曲するきっかけになった曲だそうです。詳しくは、下記の記事をどうぞ。
» <インタビュー>YOASOBIが語るユニット結成の経緯、音楽と小説を行き来する面白さ
「ラストリゾート」コメント欄では、曲の意味を考察した、コメントがいくつか投稿されているので、読んでみると、かなり面白いですよ。
ボカロ曲の考察は、ボカロの楽しみ方のひとつですね。
【2017年~】ボカロが広く広まり生活に馴染む→プロセカ配信
ボカロ曲の紹介を少し多めにしてしまいましたね。それでは、雑学的な、方に話題を戻します。
「紲星あかり」の登場【ボーカロイドとボイスロイド】
2017年に「紲星あかり」が登場します。「紲星あかり」といえば「アカリがやってきたぞっ」ですね。
ボーカロイドとボイスロイド
「紲星あかり」は、ボーカロイドでありボイスロイドです。ボーカロイドとボイスロイドの違いは、下記のとおり。
- ボーカロイドは、歌声に特化
- ボイスロイドは、自然な話し声、しゃべりに特化
ボーカロイドとボイスロイドを兼任した、初めてのボーカロイドは「結月ゆかり」です。ゲーム実況とかで、聞いたことがあるかもです。
ボイスロイドを試してみる
Web版で、簡易版が公開されているので、ボイスロイドに好きなテキストを読み上げてもらえます。
ボイスロイドが、自分が入力したテキストを読み上げてくれる瞬間は、感動しますよ。
もうヤバいです。僕の中の何かが爆発しそうになるくらい興奮しますね、もう。
使い方は、簡単で、上記Webサイトにアクセスして、テキストを入力して、[合成]をクリックで文章を読み上げてくれます。
ハチ(米津玄師)さんの「砂の惑星」が最速100万再生を記録
2017/07/21 に、ハチ(米津玄師)さんが公開した、砂の惑星が、ボカロの曲で、過去最速で100万再生を達成します。
過去の記録は、下記のとおり。
これは、2011年7月31日に投稿されたMitchie M『FREELY TOMORROW』が約6年間保持し続けた、ミリオン最速記録「所要日数20日6時間4分」を塗り替える結果となっている。
» 米津玄師、ハチ名義曲「砂の惑星」が歴代最速記録でミリオン再生突破! | OKMusic
「砂の惑星」は6日5時間19分で、100万再生を突破したとのこと。
上記は、ニコニコ動画での再生回数なので、YouTubeだと、もっと最速かもしれないですね。
「DECO*27さんの曲 = 初音ミク」というイメージ【ヒバナ】
2017/08/04 に、「DECO*27」さんが「ヒバナ」を公開します。
YouTubeやニコニコ動画で、歌ってみた動画も数多く投稿されていますね。
ヒバナも、カラオケで人気な曲として、ランキングの上位で見かけることが多いです。
また、「初音ミク = DECO*27」というイメージが最近、大きくなってきてる気がします。気のせいかもですが...。
DECO*27さんは、頻繁に新曲を公開しているので、YouTubeのチャンネル登録をしておくと、新曲を最速で見れますね。最近だと、「アンデットアリス」が公開されましたね。
2020 声優の「田中あいみ」さんが音街ウナ曲をカバー
なんと、「音街ウナ」の曲を、「音街ウナ」の声優さんの「田中あいみ」がカバーするという、すごいカバーが実現してしまいました。
「田中あいみ」さんは、「干物妹!うまるちゃん」のうまるちゃんの声優さんです。
これは、本家の本家カバーって呼べば良いんですかね。もう訳わかんないですね。(笑)
ボカロの曲を、ボカロの声優さんが「歌ってみた動画」を出すって過去に前例がなかったので、動画がUPだれたときは、すごく驚きました。
上記の動画も、本家の本家カバーです。
2019 MMDがいつの間にか進化してる
上記の動画は、Pizaさんという方が制作されたMMDです。
初めて、Pizaさんの動画を見たときは、
ってなりました。懐かしいです。
» PizaさんのYouTubeチャンネルはこちら
PizaさんのTwitterでは、下記のツイートのような、MMDのツイートがされるので、癒やされます。
Pizaさん (@Piza_ch) / Twitter
リンちゃんエフェクト~♪ pic.twitter.com/CjpYZ9wKjK
— Piza (@Piza_ch) November 20, 2020
下記のツイートは、MMDの制作過程が見れるので面白いですね。
エフェクトのON/OFFです
右のテキスト無視してください pic.twitter.com/VwkNNHc2aA— Piza (@Piza_ch) March 25, 2020
壁紙に使える、静止画も、定期的にアップされています。
動画の静画ほしいかな・・? pic.twitter.com/s7k9hnfslk
— Piza (@Piza_ch) October 9, 2020
初音ミク NT(ニュータイプ)の登場【歌声が進化した】
上記は、初音ミク NTの歌声デモンストレーション動画です。
動画の概要欄から引用すると
※滑舌などの補正や修正はされておらず、音符と歌詞を入力するだけで発音は一定に保たれています。
※隠し味程度にVoceDriveがほんの少しだけの値で設定されています。
とのこと。歌詞と音程を打ち込むだけで、ここまで正確に歌ってくれるみたいです。すごい...。
ボカロを触ったことがないので、あまり凄さが分かりませんが、調教してなくても、違和感なく聞こえますね。
» 初音ミク NTの公式サイトはこちら
2020 初音ミクの音ゲー「プロジェクトセカイ」がサービス開始
なんと、ありそうでなかった、初音ミクの音ゲーが配信されました。ゲームタイトルは、
略して「プロセカ」です。
プロセカのポイント
- 原曲で遊べる
- 原曲MVが見れる
- 難易度が5段階
- バンドリの上位互換
- キャラクターの会話はフルボイス
上記のとおり。リリースしたばかりにも関わらず、音ゲーとして完成度がかなり高いです。
というのも、これには、ちゃんとした理由があります。
プロセカのクオリティが高い理由
ゲーム制作には、バンドリを運営している、「Craft Egg」が関わっています。
バンドリの運営歴は下記のとおり。
- バンドリの運営歴は3年
- 全世界合計のユーザー数が2000万人突破
- アプデで徐々に音ゲーとして完成度を高めてきた
バンドリが配信されてから3年ほど経っていて、バンドリの公式ツイッターのフォロワー数は、150万人を超えています。
バンドリのユーザー数、公式ツイッターフォロワー数を見ても、音ゲーの運営ノウハウは、どう見ても世界トップレベルですよね。
そんな、「Craft Egg」が、本気で初音ミクの音ゲーを作ったら、もうヤバくないですか。
はい。神ゲーですね。プロセカは、まだサービスを開始したばかりなので、これからの盛り上がりが楽しみですね。
ゲームのDLは、下記よりどうぞ。

おわりに:ボーカロイドの歴史を振り返って
記事の最後に、こんなことを書くものあれですが、本当はこの記事を書く予定は、なかったんですよね。
台所で、ボカロ曲を聴いてきたときに、ふと「ボカロの話をしたいなぁ。」って思って、ボカロのことを思い出したんです。
思い出したことを、色々と考察していたら「あれ、これもしかして、記事にできるんじゃね。」と思いまして、その日の夜に、記事を書き始めました。
実際に書いてみると、自分が思っている以上に、ボカロのことを知っていたようで、自分でも驚いています。(笑)
本記事の内容について
ボカロの歴史といったら、ボカロ黎明期の話が多くでてきますが、僕がボカロをしったのは、「千本桜」が登場した2011年頃なんですよね。
なので、本記事では、2011年~2020年のボカロ歴史を僕の主観を交えて、解説してみました。
僕は、記事を書いていて、かなり楽しかったので、今この文章を読んでいる、読者のあなたも、楽しんでいただのなら幸いです。
この記事が「いいな」と思っていただけたら、Twitterで記事の感想をツイートしていただけると嬉しいです。
以上で終わりです。「ボカロの歴史を振り返ってみた」という記事でした。最後まで、お読みいただき、ありがとうございます。
それでは、よい、ボカロライフを(`・ω・´)ゞ